ラインナップ
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- 専用シートクッション
- 子ども用 Yチェア
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POINT
Yチェアは、背もたれのY字型パーツやアームの曲木などが有機的に組み合わさって美しいフォルムを作り出していますが、長時間座ってもゆったりとくつろげる工夫が随所に施されています。
CH24がYチェアと呼ばれるようになった特徴的なY字形(*海外では鳥の骨に見えることからウィッシュボーンチェアとも呼ばれる)は、3枚の成形合板で作られており耐久性にも優れ、背骨に当たらずに座ることができます。アームと一体になった背もたれは、背中に当たっても痛くないように、背板と同じ角度になるよう斜めに削られています。
また、2次元カーブに削り出された後脚は、Yチェアの美しさの一つとなっています。
Yチェアは、その人気の高さから模倣品(コピー品・リプロダクト品)が出回っていましたが、2011年に日本で立体商標が認められています。立体商標とは見ただけで他の商品との違いが分かる形を商品登録することで保護できるもので、日本における例としては、ヤクルトの容器やペコちゃん人形などが上げられますが、家具の立体商標は珍しく、当時業界内では大きな話題になりました。今日ではリプロダクト品から保護されているYチェアですが、現在でも類似品を見掛けることがあります。
正規品のYチェアには座面の裏にブランドロゴやシリアル番号の記載されたラベルが貼られており、最長5年間のメーカー保証がございます。当店はカール・ハンセン&サン製品の正規取扱販売店となりますので、安心してお求めくださいませ。
Yチェアには、アームを支えるパーツが後脚と一体になっており、前側のスペースに余裕があるため、座った時に脚を左右に動かすことができ、まっすぐ正面を向いて座るだけでなく、斜めや横を向いたり、背板に寄りかかったり、自由な座り方が楽しめるのも魅力の一つです。
また、アーム部分が腕を置くのに丁度良い高さにあり、座面も広いため、別売のCH53 スツールをオットマン代わりとして組み合わせることで、食後のコーヒーや休日のリラックスタイムにラウンジチェアとして活用できるなど、ダイニングチェアとしての用途以外でもご使用いただけます。
ペーパーコードは、樹脂を含浸させた紙を縒ったコード(紐)のことで、Yチェアの座面には、1脚に約120mのペーパーコードを使用しており、熟練した職人が1時間以上の時間をかけて手作業で張っていきます。張替までの平均寿命は10〜15年程度と言われており、革や布張りの座面と同じくらい耐久性があります。
また、最初は固く張っているペーパーコードですが、使っていくうちに座る人のお尻の形に合わせて馴染んでいきます。1本1本が蝋でコーティングされており、水を弾くため汚れがつきにくいにも特徴です。
ペーパーコードを使用した椅子は本体重量も軽く、Yチェアは約4.5kgと、女性でも簡単に持ち上げられるので移動がしやすいのも魅力です。
無垢材で作られたYチェアは、時間の経過とともに色艶に深みが増して変化していきます。定期的にお手入れを施すことで、自分だけの1脚に育てていく楽しみとともに、より永くご愛用いただくことができます。アトラクトでは、メンテナンス方法やメーカーによるお修理・ペーパーコードの交換などの相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
Yチェアは、木種や仕上げ・塗装に幅広いバリエーションがあり、用途や好みに合わせてお選びいただけます。木材はビーチ・オーク・アッシュ・ウォールナット・チーク・マホガニーの全6種。ソープ・オイル・ラッカーの3種類の仕上げのほか、全18色のソフトカラー塗装があります。それぞれペーパーコードのお色をナチュラル・ブラックから選べ、座面高は標準のSH45cmのほか、日本向けのSH43cmも選択いただくことができます。
HOW TO CHOOSE
木材を選ぶ
仕上げを選ぶ
ペーパーコードを選ぶ
CH24・Yチェアについての
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DESIGNER & BRAND
1914年、デンマークのトゥナーに生まれる。弱冠17歳で家具職人のプロライセンスを取得後、1939年よりアルネ・ヤコブセンとエリック・モラーの共同事務所に入所、オーフス市庁舎の家具デザイン等を手掛ける。1949年、カール・ハンセン&サン社との仕事を開始。翌1950年に発表された「Yチェア」は、氏の代表作として、今なお世界中で高い評価を得ています。ミラノトリエンナーレのグランプリをはじめ受賞歴は数多く、1995年には永年の功績をたたえ、故郷のトゥナーに「ウェグナー美術館」がオープン。およそ70年の創作期間で手掛けた椅子のデザインは500種類以上にのぼるといわれます。